学会「日本言語学会第171回大会」(津島キャンパス)のご報告(11/22-23開催)
日本言語学会第171回大会のご報告
2025年11月22日(土)・23日(日)の両日、岡山大学津島キャンパスにおいて日本言語学会が開催されました(後援:岡山大学)。日本言語学会とは1938(昭和13)年2月に東京神田の学士会館において設立が決議され、新村出先生を会長として出発した、我が国で最大の言語学研究を旨とする学術団体で、現在、会員数1,700余名を擁します。
22日午後から一般教育棟 D・E 棟にて口頭発表・ポスター発表が行われ、夕刻より会員による参加者交流会が催されましたが、多数の参加者があり一部屋に入りきらず、二部屋に分かれて実施されました。23日午前は一般教育棟 D・E 棟でワークショップが行われ、23日午後からは、共育共創コモンズ(工学部)において、学会賞授賞式に引き続き、公開シンポジウムが行われました。公開シンポジウムのテーマは「アジアの諸言語の「ナル」と「ナル的」表現」で、13時より池上嘉彦 (東京大学名誉教授)の基調講演「事態把握とナル表現」の後、14時からは「チュルク諸語」「モンゴル諸語」「シンハラ語・ゾゾ語」「朝鮮語・アイヌ語」「日本語」について5名の講師がリレー講演を行い、その後、休憩を挟んで質疑応答が行われ、16時過ぎに閉会となりました。
当日は、秋の行楽シーズンの連休中でもあり宿泊場所の確保が非常に難しい中、多くの方々にお越しいただきました。岡山大学での言語学会の開催は1987年以来、実に38年ぶりでしたが、盛会に終えることが出来、参加してくださった皆様、大会運営委員会の皆様、本学を含む岡山近隣の大学の開催校委員の皆様、手伝ってくれた院生や学生の皆さんにお礼を申し上げます。
参加人数の概数は以下の通りです。
登録参加者:362名
当日参加者:14名
以上、日曜午前までの参加者は376名でした。それに加え、会員以外にも公開されたシンポジウムの一般参加者を加えると、全体での参加者は400名を超える皆様にお越しいただけました。
