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シンポジウム「未来を拓く地理学巡検-人と地域を育む手法としての課題と可能性-」(6/25) を開催します

【内容】 
テーマ:「未来を拓く地理学巡検-人と地域を育む手法としての課題と可能性-」 
報告者:神田竜也(倉敷翠松高校): 高等学校地理における生徒活動型巡検学習の評価
    吉本 勇(就実大): 学会巡検の実践例-都市巡検の素材と活用-
    河本大地(奈良教育大): 地域学習や生涯学習としての地理学巡検の実際
コメンテーター:今井英文(山陽学園大)、常井仁美(岡山県立玉野高校)、
        山本厚宏(岡山県観光連盟)、 安部孝太郎(NTTドコモ)、
        出宮泰典(近畿日本ツーリスト)、水嶋雅人(NHK)、
        岡將男(RACDA)
オーガナイザー:松多信尚(岡山大)・今井英文(山陽学園大)・北川博史(岡山大)

【日時】 2023年6月25日(日)14:00-17:00
【会場】 岡山大学文化系総合研究棟共同研究室
【概要】
 近年、人々の生活様式や行動様式が変化するのみならず実社会にネット環境が浸透するにつれ、人と実際の地域や土地との関係は薄れてきました。しかしながら、地域振興や防災といった実際の地域や土地から離れることができない事象も多く、現代は地域と人類との結びつきを意識的に高めていくことが求められているとも言えます。NHKの人気番組である「ブラタモリ」や「世界ふれあい街歩き」などの番組が支持を集めるのも、現代社会に求められていることの反映かと思われます。
 地域を理解するには、様々な事象を結びつけながら地域を見る見方・考え方が必要です。それを身に着け、伝えていくために、地理学における極めて重要な方法の一つである「野外巡検」は、実際の地域を歩き、見て、そして考えることを体感する手法として、今後も活用されていくと思われます。
 このような問題意識から、本シンポジウムにおいては、地理学巡検の教育的効果(大学、高校、小中学校)のみならず、コンテンツツーリズムとしての巡検のあり方、地域学習や生涯学習としての巡検のあり方など、地理学巡検のもつ魅力と効用を再考するとともに、討論を通じて新たな地理学巡検のあり方を模索したいと考えています。

【対象】 どなたでもご参加いただけます。
【参加費】無料
【主催】 地域地理科学会
【共催】 岡山大学文学部
【後援】 岡山県教育委員会、岡山市教育委員会
【備考】 6/25(日)午前中には、2023年度地域地理科学会大会も同会場にて開催されております。一般口頭発表8件、一般ポスター発表4件、高校生によるポスター発表4件の予定です。こちらも参加費無料となっておりますので、ご参考までにお伝えいたします、なお、大会の詳細につきましては、地域地理科学会ホームページ(https://ssrg.jp/conferences/)をご参照下さい。

【問い合わせ先】 岡山大学社会文化科学研究科 北川研究室
         岡山市北区津島中3丁目1番1号 
         Email:hkita[@]okayama-u.ac.jp