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文学部講演会「千夜一夜物語(アラビアン・ナイト)』成立への知られざる寄与者」のご案内

このたび岡山大学文学部では、ベルナール・エベルジェ先生(フランス国立社会科
学高等研究院教授)をお招きして以下の講演会を行います。

演題:『アラビアン・ナイト』成立への知らせざる寄与者:アレッポ(シリア)のキ
リスト教徒、ハンナ・ディアブとそのパリへの旅行譚
日時:2018年4月27日(金)14時 - 16時
場所:文法経講義棟1階13番教室
参加:無料、事前申し込み不要
使用言語:英語(読み上げ原稿の配布あり、質疑応答には通訳がつきます)

Leghorn

「アラジンのモデルはキリスト教徒だった!?」

講師のエベルジェ先生は中近東に古くから住むキリスト教徒(多くはアラビア語話者)の専門家です。18世紀初頭にフランスの東洋学者アントワーヌ・ガランが『千夜一夜物語』を初めてヨーロッパに紹介して大きな反響を得ましたが、その際、アラビア語写本にはなかった挿入話の一つがかの有名なアラジンの話です。今回のご講演では、そのアラジンのモデルとなったと言われるハンナ・ディアブと彼のパリへの旅について瀬戸桃子監督による短編映画(日本語字幕付き)を交えてお話しいただきます。講演の最後では、今日のシリアにおけるキリスト教徒迫害問題についても取り上げていただく予定です。

皆さまどうぞ奮ってご参加ください。

講演会チラシ(PDF)

 問い合わせ先:社会文化科学研究科助教(特任)袴田玲 rhkmd【@】okayama-u.ac.jp