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つなぐ・つながる文学部「若者と家族のいまをみつめる」シリーズ第2回 映画上映会&講演会「「家族の絆」って何?〜隣で寄り添う児童福祉のかたち〜」を開催しました。

12月18日、岡山大学文学部は「若者と家族のいまをみつめる」シリーズの第2回として、映画上映会&講演会「「家族の絆」って何?~隣で寄り添う児童福祉のかたち~」を開催しました。
120人を超える方々にご来場いただき、ドキュメンタリー映画「隣る人」(監督:刀川和也、2011年)の鑑賞に続いて、岡山市内の児童養護施設「岡山聖園子供の家」の施設長則武直美さんから、児童養護施設の現状についてお話をうかがいました。

写真1

映画「隣る人」は、公開後各地で自主上映が行われている話題作。児童養護施設「光の子どもの家」が培ってきた理念のもと、親元を離れざるを得ない子ども達が保育士さんと「親子関係」を育んでゆく様子を描きます。
則武先生のご講演では、客観的なデータとともに、児童養護施設に来る子どもたちの多くに虐待経験があること、職員の労働環境、そして児童の就学状況などが示されました。大変丁寧にお話し下さったおかげで、映画だけでは分からない児童福祉の難しさが分かりました。

写真2そしてイベントの最後に、「飛び入り」で元外務省職員の佐藤香里さんからエクアドルの児童養護施設「子どもの家」についてご紹介いただきました。国・社会が異なればまた様々な問題が生じることが理解できます。

写真3

この度は非常に多くの方々にご来場いただき、まことにありがとうございました。岡山大学文学部は引き続き講演会などを開催し、学生・市民が集い、現代的問題を共有・議論する場をもうけて参ります。「若者と家族のいまをみつめる」シリーズの第3回は、「「日本人」って誰?~「HAFU」から考える」と題してドキュメンタリー映画「HAFU」を上映し、岡山倉敷フィリピノサークルのメンバーと一緒に日本社会における「ハーフ/ダブル」の子どもたちの問題を考えます。詳細はこちらをご覧下さい。
(文学部 大貫俊夫)