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シンポジウム「嘘からでる真実」を開催します。

文学部共催で、言語教育センター初修外国語系第2回特別公開講座シンポジウム「嘘からでる真実(まこと)――嶋中博章『太陽王時代のメモワール作者たち』と、文学表現としての歴史記述」が、下記の通り開催されます。多くの皆様のご参加をお待ちしています。

岡山大学言語教育センター初修外国語系
第2回「特別公開講座」

シンポジウム
「嘘からでる真実(まこと)――嶋中博章『太陽王時代のメモワール作者たち』と、文学表現としての歴史記述」

10月4日(土) 16:00−18:40
岡山大学津島キャンパス 一般教育棟A34教室

基調講演
嶋中博章(京都産業大学)
「虚構から歴史を紡ぐ、歴史から虚構を読み取る――拙著『太陽王時代のメモワール作者たち』の試みと方法」

読解とレクチャー1
岡本源太(岡山大学)
「自己のエクリチュール――ルネサンスから偉大なる世紀へ」

読解とレクチャー2
阿河雄二郎(関西学院大学)
「歴史研究とメモワール――嶋中博章氏の著作をふまえて」

開催趣旨:
今年上梓されたばかりの嶋中氏の著作は、昨年度本学にて講演したクリスチアン・ジュオー氏の問題提起を受けた著者が、「メモワール」(mémoires)という一文芸ジャンルの分析を通じて、虚構としての文芸とそれを歴史の記述に用いるための方法論を探求した意欲的な書である。
本シンポジウムでは、氏の展開した方法と問題意識を、文学、思想、歴史の記述全般をめぐる提言と捉え直し、他領域の研究者に本作の読解をしていただいた上で、本作の射程と記述行為をめぐる今後の可能性を探りたい。

*閉会後に懇親会を予定しております。参加希望の方は、予め下記までご連絡下さい。
由比俊行(言語教育センター准教授)
yui1224@cc.okayama-u.ac.jp

主催:岡山大学言語教育センター/共催:岡山大学文学部

チラシはこちら

問い合せ先

野呂康(言語教育センター准教授)
yas_edo@okayama-u.ac.jp