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岡山大学教養科目「西洋史学入門2」公開イベント第2弾「『辺獄のシュヴェスタ』で人文学とエンターテイメントの連携を考える」開催のご案内

フライヤー

日時:2018年1月26日(金) 17:00~19:00

場所:岡山大学津島キャンパス 文法経1号館2F文学部会議室

ゲスト:竹良実さん(漫画家)、山内菜緒子さん(小学館、担当編集者)

司会:大貫俊夫(岡山大学文学部)

趣旨:歴史学は、これまで歴史漫画、歴史小説などエンターテイメント作品に様々な形で関わってきました。これら作品は、各時代を映し出す鏡ですが、ここ数年、社会の歴史に対する向き合い方には大きな変化があったと思われます。まず思い浮かぶのは、歴史修正主義の台頭により、社会が安定した歴史観を共有できなくなったことでしょうか。今こそ、社会における歴史学の意義を問い直すときなのではないでしょうか。本イベントは、多くの人が手に取るメディア「漫画」に着目し、歴史学の役割を別の角度から考える試みです。

本学期開講の教養科目「西洋史学入門2」では、竹良実『辺獄のシュヴェスタ』(全6巻、小学館)を題材に取り上げました。本作は、新進気鋭の漫画家による、16世紀神聖ローマ帝国の修道院を舞台に繰り広げられる復讐劇。フィクションの中に歴史的事実が散りばめられた作品です。その分析を通して、私たちはエンターテイメント作品における歴史的事実とフィクションの関係について考えてきました。その成果報告の場に、竹良実さん(作者)と山内菜緒子さん(小学館、担当編集者)をお呼びして、お話をうかがいます。歴史学に興味のある方、漫画に興味のある方、出版業界に関心のある方のご参加をお待ちしております。

入場無料・申込不要

主催:平成29年度文学部プロジェクト研究「映像表現と人文学」

共催:平成29年度文学部プロジェクト研究「宗教マイノリティと貧困に関する史的考察」

問い合わせ:大貫俊夫(岡山大学文学部)ohnuki@okayama-u.ac.jp

チラシ(辺獄のシュヴェスタ)