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文学部主催講演会(シリーズ「仕事を知る」)「出版の現在、人文学の未来~「本を作り、届ける」という仕事~」開催のご案内

岡山大学文学部では、シリーズ「仕事を知る」の第1弾として、「出版」に関わるお二人を招いて、2017年2月8日に講演会を行います。多くの皆様のご参加をお待ちしております。 

<企画趣旨>

 若者の活字離れや本が売れないなど、後ろ向きの言葉が飛び交うなか、これまでの営業・流通形態とは異なる個性的な出版社や本屋が各地に増えている。このあらたな動きは、いま出版界全体の常識を塗りかえつつある。大手出版社で編集を経験したあと、独立して「原点回帰・一冊入魂」を掲げるミシマ社を設立した三島邦弘さん、洋書店や大型書店の書店員をへて、独自にセレクトした絵本や暮らしの本を扱う「スロウな本屋」を岡山市内に開店した小倉みゆきさん。二人をお招きして、本をつくり、届ける仕事にどんな思いで向き合ってきたのか、これからの出版や人文学にどのような可能性があるのか、お話しを伺う。

日時:2017年2月8日(水) 18:00~19:30 (17:30開場)
場所:岡山大学津島キャンパス 文法経講義棟10番講義室

※入場無料・申込不要

<講演者紹介>

三島 邦弘 みしま くにひろ
 大手出版社2社をへて、2006年10月、株式会社ミシマ社を単身設立。原点回帰の出版社を掲げ、一冊入魂の出版活動をつづける。現在、東京・自由が丘と京都の2拠点で活動中。近年は、単行本だけでなく、ウェブ雑誌「みんなのミシマガジン」をはじめ、シリーズ「コーヒーと1冊」、雑誌『ちゃぶ台』など、ユニークな情報発信、本づくりを手がける。

小倉 みゆき おぐら みゆき
 東京で洋書店や子どもの本専門店の書店員を経験したあと、岡山に帰郷。大型書店に勤めながら古民家をみずから改装して開店準備を進め、2015年4月に岡山市北区南方に「ゆっくりを愉しむ」をコンセプトにした「スロウな本屋」をオープン。絵本のワークショップや子ども副店長による特別企画など、「ひと、モノ、こと」がつながる本屋づくりにとりくむ。

主催:岡山大学文学部
共催:文学部学生生活委員会
問い合わせ先:松村圭一郎(岡山大学文学部)kmatsumura[@]okayama-u.ac.jp


講演会チラシ(PDF)