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2015年度岡山大学文学部プロジェクト研究 「ジェンダーの多層性に関する領域横断的研究」公開セミナー2「シュレーバー 『回想録』について-世界大崩壊と「女への変身」- 」を開催しました。

2015年10月23日、岡山大学文学部プロジェクト研究 「ジェンダーの多層性に関する領域横断的研究」公開セミナー2を開催しました。当日は、「シュレーバー 『回想録』について-世界大崩壊と「女への変身」- 」と題して、岡山大学文学部の金関猛教授(本プロジェクトメンバー)による講演が行われました。

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高位の裁判官でありながら精神を病み、十数年間を精神病院で過ごしたシュレーバーが自らの妄想体験を極めて論理的な筆致で書き記した『回想録』について、大変分かりやすくお話いただきました。フロイトの「シュレーバー症例論」を導きの糸としつつ、金関先生独自の分析も織り交ぜた解説は、19世紀ドイツのジェンダー意識や教育方針、ファシズムとの関係、セクシュアリティなど様々な視点を含む大変興味深いものでした。高校生4名を含む市民、教職員、学生43名が参加し、講演後には活発な質疑応答がありました。

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