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2015年度岡山大学文学部プロジェクト研究 「ジェンダーの多層性に関する領域横断的研究」公開セミナー「 『女性が輝く社会』の欺瞞 」を開催しました。

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2015年7月15日、岡山大学文学部プロジェクト研究 「ジェンダーの多層性に関する領域横断的研究」公開セミナーを開催しました。当日は、「『女性が輝く社会』の欺瞞 ~保守運動、男女共同参画、「慰安婦」問題~」と題して、日本におけるフェミニスト運動および保守運動関係者らへのフィールドワークをされてきた人類学者の山口智美さん(モンタナ州立大学・ボーズマン校社会学・人類学部准教授)に、ご講演をいただきました。

山口さんは、2000年代前半頃から生じた男女共同参画施策や性的少数者への差別撤廃の動きに対抗してきた保守運動がその後どのように展開してきたのか、またそれが、今日の政党政治とどのように関係しているのか、さらに現政権下で打ち出された「女性活躍」政策は具体的にどのような形ですすめられているのかなど、アクチュアルな課題についてわかりやすくお話しくださりました。市民・教職員・学生約50名が熱心に聞き入り、講演の後には有意義な意見交換が行われました。

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この度は非常に多くの方々にご来場いただき、まことにありがとうございました。岡山大学文学部は、今後も学生・市民が集まり、今日的課題を共有し、語り合う場をもうけていく予定ですので、どうぞよろしくお願いいたします。