今年度も９月１６日から１９日にかけて、小説家の小手鞠るい先生を招いて「言語表現論３」の集中講義が行われました。小手鞠先生はニューヨーク在住。毎年こうして来て下さって熱心に授業していただき、本当にありがたい限りです。
小手鞠先生は、学生たちが書き出した作品に対して、添削して指導するだけでなく、学生たち自身に、互いの作品に対しての意見を出し合わせました。こうした授業は今までにない新鮮な体験であったようで、学生たちはそれによってますます創作意欲を湧き上がらせて執筆を進めていました。
最終日、学生たちは小説を一本書き上げました。

受講した学生からは、以下のような感想が寄せられました。

• 「本当に夢のような素晴らしい授業でした。（中略）自分には書きたい事があったんだなと発見し、小説を書くというのはこんなに魅力的で夢中になれる事なんだな、と驚きました。」(４回生)
• 「自分が読んでいる現役の作家さんの授業を受けることができたのは、私の一生の自慢であり、糧になると思います。」(４回生)
• 「岡大に来て良かったです。小手鞠先生に出会えてよかったです。どうかぜひ、この授業を続けてください。」(３回生)

授業の中では他にも、小手鞠先生が自身の小説を書くときの方法や、小説家として生計を立てるまでの生い立ちなど、学生からの質問にも積極的に答えながら貴重な話をしてくださいました。
本授業では、毎年受講生の完成させた作品とそれに対する小手鞠先生の講評を載せた文集を作成しています。現在、今期の分の製作中で、出来上がりが楽しみです。